きみは桜姫。
気づけば6年生の1月になっていた。

「あかり、毎日偉かったねえ。明日は試験。今日は早く寝なさい。

そう言ってお母さんは私のお風呂上がりの髪をとかしはじめた。

私の髪はカナエさんの髪と違って緩くウェーブがかかっている。

「あかり、きれいになったわね〜
年頃の女の子はすごいわぁ。中学デビューできるといいわね!」

「ありがとうお母さん。明日頑張るね!」



< 105 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop