きみは桜姫。
「前回はみなさんが書いてくれた詩をプリントで渡し、好きな詩を推薦して感想を書いてもらいましたね。

今日はそれを発表します。

第5位の人からいきますよ」

先生は言った。私はドキドキする。


『扇風機』

扇風機
春だけど暑いので
扇風機
あたしの毎日も
扇風機

ペンネーム:ケイ・エイ・オー

「第5位は扇風機の詩を書いたケイ・エイ・オーさんでした。

扇風機という言葉が繰り返され、日常のひとコマが描けていましたね。

それでは、ケイ・エイ・オーさん、出てきてください」

先生がそう言うと、かずこちゃんが席を立ち、先生のところまで紙を取りに行った。

先生はみんなからの感想を渡した紙を、かずこちゃんに渡した。


このような感じで、先生の発表は4位から2位まで続いた。


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