きみは桜姫。
私は20分早く鐘の広場についた。

「……あかり?」

「はい。え!そ、宙くん?」

「あかり?わからなかった。すごく……綺麗になったね」

「宙くんこそ、すごく背が伸びたね」

「うん」

「宙くん、いつからいたの?」

「今来たとこ」

「そっか」

「うん。行こっか」

私たちは水族館行きのバスに乗る。




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