きみは桜姫。
「風雅」

「なんだよ」

「血が」

「お前がやったんだろ」

「風雅ごめん、俺」

「お前の方がボコボコじゃねえかよ」

「うん」

「2人とももうやめて?ほら、かがんで?」

そう言ってバイキン姫は持っていた絆創膏で俺たちの手当てをした。

「通報があったので来たけど、君たち何してるの?」警察官がやってきて言った。

「あ……」と俺。
「あー……」と宙。

俺たち3人は署に連行された。





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