きみは桜姫。
sideあかり

季節が巡って、私たちは高校生になった。

新しい制服のブレザーを着た私は、
バス停で宙くんを待っていた。

「あかり」

「おはよう!宙くん」

「制服似合ってるね」

「ありがとう!」

私たちは数本早いバスに乗り込んだ。


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