きみは桜姫。
まごころ園についた。

80歳くらいのおじいさんが、俺たちを
迎えてくれた。

「こんにちは。よく来てくださいましたね。
私は園長の細見です」

「こんにちは。あの、俺、昔この園にいた、安達晶子と、影山信雄の息子で、宙って言います」

「そうですか。覚えていますよ」

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