きみは桜姫。
その後俺たちは旅館の中にある
料亭に行き、席に着いた。

美しく盛り付けられた前菜を見て、
俺の感傷は完全に吹っ飛んだ。




「わぁぁぁ!かにだぁぁぁ!」
あかりは言った。

「かに好きなの?」

「うんっ!うんっ!」

「そっか」

「宙くん、綺麗に食べるねぇ」

「そうかな?」
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