きみは桜姫。
「きみは、俺の大事な桜姫だ」

宙くんは静かにそう言った。

久しぶりに聞いた桜姫という言葉は、
とても優しくて嬉しかった。

私は幸せだ。幸せな桜姫だ。


これから宙くんとの
楽しい毎日が始まる。

ときにはつらいことがある。
ときには悲しいこともある。

でも人は、生きなきゃいけなくて
必死に乗り越えていくんだよね。

出会ってくれた全ての人に、ありがとう。

感謝します。




< 225 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop