きみは桜姫。
でもいいもん。自分の世界があるから……

私の詩の世界は美しさそのものだった。

桜のお姫さまに冬の女王さま、

古い本の香りや優しい音楽……

私が憧れているものとか、
作る世界が全部綺麗だったから、
自分の容姿のことはどうでもよかった。

それに私の世界には、
宙くんがいた。
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