きみは桜姫。
帰りに母さんから聞かされた。

「あかりちゃん、しばらくお休みするそうよ」母さんは言った。

「え……」
俺は驚きを隠せない。

「自分のしたことを、悔い改めなさい」母さんはこれまでにみたことのない厳しさで言った。

「ごめんなさい」


夕焼けのもと、後悔とともに、心がぐるぐると動いて止まらなかった。
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