きみは桜姫。
「おはよう、お母さん」
私は昼過ぎに目を覚まして、
リビングに降りてきた。

「おはよう。あかりー!お買い物行ってきて」お母さんはそう言って、
私にメモを渡した。

麦茶のパック、みりん、はちみつ、パン

「お母さん。私、外出たくない。今日は土曜日だし、クラスの子に見つかるかもしれないし」

「えー。ちゃんと買ってきたら、明日美味しいトースト食べれるよ。
はちみつチーズよ?
それにお母さんあかりが行ってくれたらすごく助かるなぁ。
ささ、行ってらっしゃい」
と言ってお母さんは私に買い物カバンとお金も渡した。

「自転車気をつけてね」

私は渋々、買い物に行くことにした。
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