西岡三兄弟の異常な執着~After Story~
「花苗~!やっと話せたー!」
「うん、ごめんね…」
「ううん。それにしても相変わらず、カッコいい兄弟よね~/////素敵!」
「うん…////」
「どんな感じなの?あんな方々との生活」
「幸せだよ…」
少し悲しそうな花苗。
「花苗…?」
「ここにいたー!
もう、参っちゃった!そこで、ナンパされちゃって!」
「あ…沙羅ちゃん…」
「ゲッ…沙羅…」
「てか、誰も聞いてないし…」
沙羅は高飛車な女で、いつも自分が輪の中心にいなきゃいけない人間である。
「あ、花苗だぁ…いたの?」
特に花苗には、辛く当たっていた。
それは花苗がいると、自分ではなく花苗が輪の中心になるからだ。
高校の頃、紫苑と付き合っていた花苗。
ほぼ毎日紫苑が花苗の送り迎えをしていた為、余計に注目を浴びていた。
「沙羅、邪魔!
ところで、なんで紫苑様じゃなくて朱雀様と結婚したの?」
「それ、私も気になってたぁー!」
理緒と奈美が、沙羅を無視して花苗に話しかける。
「あ…それは━━━━━」
「どうせ、振られたんじゃない?」
「え……?」
「だってぇ、花苗って何の取り柄もなさそうだしぃ!」
「ちょっ…沙羅!」
「振られたのは、紫苑だぞ」
「え……?黄河さん!」
「お前、バカ?紫苑が苗を振るわけねぇじゃん!
今でも苗を好きっつって、朱兄ちゃん気が気じゃねぇのに……」
「てか、お前失礼な女だな!
お前のせいで、もう花苗をここにはいさせられない。
まだ約束の時間、17分もあるのに。
花苗、帰るぞ!」
花苗の手を取り、引き寄せた。
「え?黄河さん、私もっと話したい!」
「はぁぁ?
“コレ”のせいで、もう許されない。
俺達がお前を傷つけられるのを、見ていられるわけがない。諦めろ!」
見上げて懇願する花苗を一喝する、黄河。
「そんな……」
「お前等も恨むなら、この女にしてね!
てか、お前さぁ!」
「え………」
真白の言葉と雰囲気に、ビクッと身体を震わせる沙羅。
「良かったな。朱兄ちゃんいなくて……」
「は?」
「朱兄ちゃんなら、問答無用で殺ってたよ!
朱兄ちゃんに、戸惑いも躊躇いもないから」
「“花苗を傷つける”
これは絶対的な“死”を意味する。
よく覚えておけ!」
「うん、ごめんね…」
「ううん。それにしても相変わらず、カッコいい兄弟よね~/////素敵!」
「うん…////」
「どんな感じなの?あんな方々との生活」
「幸せだよ…」
少し悲しそうな花苗。
「花苗…?」
「ここにいたー!
もう、参っちゃった!そこで、ナンパされちゃって!」
「あ…沙羅ちゃん…」
「ゲッ…沙羅…」
「てか、誰も聞いてないし…」
沙羅は高飛車な女で、いつも自分が輪の中心にいなきゃいけない人間である。
「あ、花苗だぁ…いたの?」
特に花苗には、辛く当たっていた。
それは花苗がいると、自分ではなく花苗が輪の中心になるからだ。
高校の頃、紫苑と付き合っていた花苗。
ほぼ毎日紫苑が花苗の送り迎えをしていた為、余計に注目を浴びていた。
「沙羅、邪魔!
ところで、なんで紫苑様じゃなくて朱雀様と結婚したの?」
「それ、私も気になってたぁー!」
理緒と奈美が、沙羅を無視して花苗に話しかける。
「あ…それは━━━━━」
「どうせ、振られたんじゃない?」
「え……?」
「だってぇ、花苗って何の取り柄もなさそうだしぃ!」
「ちょっ…沙羅!」
「振られたのは、紫苑だぞ」
「え……?黄河さん!」
「お前、バカ?紫苑が苗を振るわけねぇじゃん!
今でも苗を好きっつって、朱兄ちゃん気が気じゃねぇのに……」
「てか、お前失礼な女だな!
お前のせいで、もう花苗をここにはいさせられない。
まだ約束の時間、17分もあるのに。
花苗、帰るぞ!」
花苗の手を取り、引き寄せた。
「え?黄河さん、私もっと話したい!」
「はぁぁ?
“コレ”のせいで、もう許されない。
俺達がお前を傷つけられるのを、見ていられるわけがない。諦めろ!」
見上げて懇願する花苗を一喝する、黄河。
「そんな……」
「お前等も恨むなら、この女にしてね!
てか、お前さぁ!」
「え………」
真白の言葉と雰囲気に、ビクッと身体を震わせる沙羅。
「良かったな。朱兄ちゃんいなくて……」
「は?」
「朱兄ちゃんなら、問答無用で殺ってたよ!
朱兄ちゃんに、戸惑いも躊躇いもないから」
「“花苗を傷つける”
これは絶対的な“死”を意味する。
よく覚えておけ!」