西岡三兄弟の異常な執着~After Story~
「真白に?」
「うん、だから自信があったの」
「そっかぁ!
でも、次は負けないよ!」
「えー、もうダメだよ!一回しか使えないんだから!
だからね、今度黄河さんと勝負してみようと思ってるの。勝てるかな?」
「うーん、どうだろ?
五分五分かな?兄さんは、頭の回転が早いし」
「だよね…でも勝負を挑むから、応援してね!」
目を輝かせて言う花苗に、キスを落とした朱雀。
「うん…もちろん…」
「ンンン……」
「でも、今は僕のことだけ考えて?
勝負に負けたから煙草吸わない代わりに、花苗が相手をして?」
口元で囁いた、朱雀だった。
その日の夕食。
黄河の機嫌が悪い。
「水樹、これ作り直せ!」
「は、はい!かしこまりました」
「兄さん、どうしたの?」
「黄兄ちゃん?」
「黄河さん、もしかして今日私と朱雀がお部屋にこもってたから怒ってる?」
「いや、そんなことはない」
あくまでも花苗には穏やかに話しているが、雰囲気は恐ろしい。
二階リビングでも、ずっと煙草を吹かしていて黙ったままだ。
花苗は、黄河にリバーシの勝負を挑もうと思っていたが、とてもじゃないが話しかけれない。
「兄さん」
「ん?」
「もう…休む?」
「いや、ここにいたい。一人になりたくない」
「じゃあ、どうしてそんな機嫌が悪いの?」
「ちょっと仕事のことを考えていただけだ。
気にするな!」
「あ!真白くん!今日ね、朱雀にリバーシで勝ったんだよ!」
「え!?マジで!?スゲーじゃん、苗!」
場を明るくしようと、花苗が話を変える。
「フフ…」
「だからね…僕今日は、煙草吸えないの…勝負に負けたから」
「フフ…朱兄ちゃん可哀想~
でもよかったね!苗」
「うん!」
三人で楽しく話しているのを黄河は目を瞑って天井を見上げながら、ボーッと聞いていた。
「うん、だから自信があったの」
「そっかぁ!
でも、次は負けないよ!」
「えー、もうダメだよ!一回しか使えないんだから!
だからね、今度黄河さんと勝負してみようと思ってるの。勝てるかな?」
「うーん、どうだろ?
五分五分かな?兄さんは、頭の回転が早いし」
「だよね…でも勝負を挑むから、応援してね!」
目を輝かせて言う花苗に、キスを落とした朱雀。
「うん…もちろん…」
「ンンン……」
「でも、今は僕のことだけ考えて?
勝負に負けたから煙草吸わない代わりに、花苗が相手をして?」
口元で囁いた、朱雀だった。
その日の夕食。
黄河の機嫌が悪い。
「水樹、これ作り直せ!」
「は、はい!かしこまりました」
「兄さん、どうしたの?」
「黄兄ちゃん?」
「黄河さん、もしかして今日私と朱雀がお部屋にこもってたから怒ってる?」
「いや、そんなことはない」
あくまでも花苗には穏やかに話しているが、雰囲気は恐ろしい。
二階リビングでも、ずっと煙草を吹かしていて黙ったままだ。
花苗は、黄河にリバーシの勝負を挑もうと思っていたが、とてもじゃないが話しかけれない。
「兄さん」
「ん?」
「もう…休む?」
「いや、ここにいたい。一人になりたくない」
「じゃあ、どうしてそんな機嫌が悪いの?」
「ちょっと仕事のことを考えていただけだ。
気にするな!」
「あ!真白くん!今日ね、朱雀にリバーシで勝ったんだよ!」
「え!?マジで!?スゲーじゃん、苗!」
場を明るくしようと、花苗が話を変える。
「フフ…」
「だからね…僕今日は、煙草吸えないの…勝負に負けたから」
「フフ…朱兄ちゃん可哀想~
でもよかったね!苗」
「うん!」
三人で楽しく話しているのを黄河は目を瞑って天井を見上げながら、ボーッと聞いていた。