西岡三兄弟の異常な執着~After Story~
真白が黄河の胸ぐらを掴む。
黄河はただ、真白を見据えいた。
そして、睨み合う黄河と真白。
「いいぞ、真白。
殴れよ!俺はお前や朱雀になら、殴られても構わない」
黄河はけっして、手を上げない。
かといって殴られたこともないし、負けたこともない。
黄河は暴力ではなく、雰囲気や言葉で相手を負かしてきたからだ。
「…………殴れるわけないでしょ?俺だって兄ちゃん達が大好きなんだから。二人は殴れない」
「心配しなくとも、俺が大事なのは“自分自身”と“朱雀、真白、花苗”だ!
それ以外は、どうでもいい。
俺が仕事を頑張るのは、お前等の為。
杉尾や森宮、水樹達を信用してるのは“俺に”迷惑をかけないから。
“朱雀”を壊さないから!
“真白”の言うことを何でも聞くから!
“花苗”を傷つけないからだ!
忘れるな!それは、一生変わらない!」
「兄さん(黄河さん)…」
「兄ちゃん…
うん、わかった!俺は兄ちゃん達や花苗が傍にいてくれたらそれでいい!」
そして━━━━━
料理と酒を楽しみながら、四人で談笑する。
「私、お手洗い行ってくるね!」
花苗が会場を出た。
「あ、僕もついてく~」
「朱雀!すぐ戻ってくるから!」
「うーわかった…」
「ふぅー」
花苗が用を済ませ、トイレを出るとザッ━━!!と黒服の男達に囲まれた。
「え━━━━━」
「君、西岡 花苗だよな?」
「え……あ…」
「へぇー結構、綺麗だな!」
「な、なんですか?」
「関辺 辰郎って知ってる?」
「え?高校生の時の同級生です」
「俺達の雇い主!一緒に来てよ!」
「え?い、嫌です…」
花苗は男達の隙間を通り抜け、駆け出した。
「ちょっ…待ってよぉー!花苗ちゃーん!」
「や、やだ……」
会場に急いで入り、朱雀の元に駆けていくが捕まってしまう。
「はーい!捕まえた!」
「や、離してください!
朱雀!!!助けて!!」
花苗の声に、会場内が騒然となる。
「何をやってんの?」
朱雀の怒りのスイッチが入っていた。
黄河はただ、真白を見据えいた。
そして、睨み合う黄河と真白。
「いいぞ、真白。
殴れよ!俺はお前や朱雀になら、殴られても構わない」
黄河はけっして、手を上げない。
かといって殴られたこともないし、負けたこともない。
黄河は暴力ではなく、雰囲気や言葉で相手を負かしてきたからだ。
「…………殴れるわけないでしょ?俺だって兄ちゃん達が大好きなんだから。二人は殴れない」
「心配しなくとも、俺が大事なのは“自分自身”と“朱雀、真白、花苗”だ!
それ以外は、どうでもいい。
俺が仕事を頑張るのは、お前等の為。
杉尾や森宮、水樹達を信用してるのは“俺に”迷惑をかけないから。
“朱雀”を壊さないから!
“真白”の言うことを何でも聞くから!
“花苗”を傷つけないからだ!
忘れるな!それは、一生変わらない!」
「兄さん(黄河さん)…」
「兄ちゃん…
うん、わかった!俺は兄ちゃん達や花苗が傍にいてくれたらそれでいい!」
そして━━━━━
料理と酒を楽しみながら、四人で談笑する。
「私、お手洗い行ってくるね!」
花苗が会場を出た。
「あ、僕もついてく~」
「朱雀!すぐ戻ってくるから!」
「うーわかった…」
「ふぅー」
花苗が用を済ませ、トイレを出るとザッ━━!!と黒服の男達に囲まれた。
「え━━━━━」
「君、西岡 花苗だよな?」
「え……あ…」
「へぇー結構、綺麗だな!」
「な、なんですか?」
「関辺 辰郎って知ってる?」
「え?高校生の時の同級生です」
「俺達の雇い主!一緒に来てよ!」
「え?い、嫌です…」
花苗は男達の隙間を通り抜け、駆け出した。
「ちょっ…待ってよぉー!花苗ちゃーん!」
「や、やだ……」
会場に急いで入り、朱雀の元に駆けていくが捕まってしまう。
「はーい!捕まえた!」
「や、離してください!
朱雀!!!助けて!!」
花苗の声に、会場内が騒然となる。
「何をやってんの?」
朱雀の怒りのスイッチが入っていた。