日溜まりの憂鬱

―――コメントありがとうございます。お見苦しい記事ですみません。もう少し楽観的に考えられたらいいんですけどね。でもここは私の解毒アカウントですから今後もこんな調子だと思います。

　二度読み直した。素っ気ないだろうかと思いもしたが「まあいいか」と送信した。

　すると３０分ほどして再びコメントがついた。修からだった。

―――実は僕も同じ心境です。同期が昇進して少し落ち込んでました。こういう毒出しアカウントっていいですね。僕も作ろうかな（笑）

　このやり取りが修とチョコの始まりであり、後に修也と菜穂、二人が本名で呼び合うきっかけとなった日でもあった。