レムナント

チュンチュン…

小鳥の囀りと陽の光で目が覚めた。

ふと鏡を見るとひどいクマだった。

アリスは起きて浴槽に湯を溜めた。

「ふぅ。」


ゆっくりと湯に浸かり、昨日の事を頭の中で整理した。

とにかく、いつも通り仕事をしなきゃ…

シド様とだって顔を合わせなきゃいけない。。

私がギクシャクしていたらアランやキースに不思議がられてしまう…

でも私、普通に接する事が出来るかしら…


身支度を整えて執務室へ向かった。


「おはようございます。」


「おはよう、アリス。」

中に入るとアランとそれにシドがいた。

アリスはシドを見ると驚いた。まさか朝一で顔を合わせることになるとは。


「…これ、調べて持ってきてくれ」

シドはアリスに資料を手渡した。

「あ…は、はい。」

シドは何もなかったようにいつも通りでアリスは驚いた。


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