今日から騎士団長の愛娘!?~虐げられていた悪役幼女ですが、最強パパはわたしにメロメロです~
最終章 パパとみんなと幸せに暮らしています
パパの娘になって二カ月が経ちました。
「わぁ~! どれもとっても美味しそう!」
今日は柔らかに降り注ぐ陽光の下、屋敷に皆を招いて、嬉し楽しの(死亡エンド回避記念)ガーデンパーティの開催中。
私はパパの膝に抱かれ、お庭の円形テーブルの上にあふれんばかりに並べられた色とりどりのケーキやお菓子、季節のフルーツにキラキラと目を輝かせていた。
「リリーはどれから食べる?」
「うーんと……」
迷っちゃうな、なにから食べよう!?
「ブドウにする!」
パパに問われた私は、悩みつつフルーツの盛り合わせの中で一際存在感を放つ宝石みたいなブドウを指差した。
「よし」
パパはお皿にひと房取ると、器用に皮を剥き始める。
「ほら、剥けたぞ」
「うん! ありがとう」
パパの声を受け、私が手を伸ばそうとしたら、それよりも早くパパの手で丁寧に皮が剥かれたブドウが口もとに運ばれる。
「え?」
「リリー、あーんだ」
戸惑う私に、パパが促す。
「わぁ~! どれもとっても美味しそう!」
今日は柔らかに降り注ぐ陽光の下、屋敷に皆を招いて、嬉し楽しの(死亡エンド回避記念)ガーデンパーティの開催中。
私はパパの膝に抱かれ、お庭の円形テーブルの上にあふれんばかりに並べられた色とりどりのケーキやお菓子、季節のフルーツにキラキラと目を輝かせていた。
「リリーはどれから食べる?」
「うーんと……」
迷っちゃうな、なにから食べよう!?
「ブドウにする!」
パパに問われた私は、悩みつつフルーツの盛り合わせの中で一際存在感を放つ宝石みたいなブドウを指差した。
「よし」
パパはお皿にひと房取ると、器用に皮を剥き始める。
「ほら、剥けたぞ」
「うん! ありがとう」
パパの声を受け、私が手を伸ばそうとしたら、それよりも早くパパの手で丁寧に皮が剥かれたブドウが口もとに運ばれる。
「え?」
「リリー、あーんだ」
戸惑う私に、パパが促す。