今日から騎士団長の愛娘!?~虐げられていた悪役幼女ですが、最強パパはわたしにメロメロです~
ヴィオラも笑顔で答えてくれたけど、言葉の最後で表情を曇らせた。
「ううん! フォンダンショコラが熱いのはちゃんと知ってたのに、私がついつい食べるのに急いじゃったの。でもね、これほんとに美味しいの! チョコレートがほかほかのトロトロで、口の中が天国! こんなに美味しいのが作れちゃうなんて、ヴィオラはお菓子作りの天才ね!」
「まぁ、リリーちゃんったら褒め過ぎですわ。でも、嬉しいですわ。おかわりもありますから、どんどん召し上がってくださいませ!」
「口の中が天国? ……灼熱地獄の間違いだと思うッス」
恨みがましくこぼされたバイアスさんの台詞は、残りのフォンダンショコラをパパにふぅふふしてもらい「あーん」するのに大忙しの私の耳を素通りした。
「……さて、甘いものが続いたからな。口直しに塩気のあるものが欲しいな……おぉ、バイアスの土産の唐辛子ライスクラッカーがあったか」
パパの言葉に、ピクンと耳が揺れる。
「ううん! フォンダンショコラが熱いのはちゃんと知ってたのに、私がついつい食べるのに急いじゃったの。でもね、これほんとに美味しいの! チョコレートがほかほかのトロトロで、口の中が天国! こんなに美味しいのが作れちゃうなんて、ヴィオラはお菓子作りの天才ね!」
「まぁ、リリーちゃんったら褒め過ぎですわ。でも、嬉しいですわ。おかわりもありますから、どんどん召し上がってくださいませ!」
「口の中が天国? ……灼熱地獄の間違いだと思うッス」
恨みがましくこぼされたバイアスさんの台詞は、残りのフォンダンショコラをパパにふぅふふしてもらい「あーん」するのに大忙しの私の耳を素通りした。
「……さて、甘いものが続いたからな。口直しに塩気のあるものが欲しいな……おぉ、バイアスの土産の唐辛子ライスクラッカーがあったか」
パパの言葉に、ピクンと耳が揺れる。