イケメン御曹司が初めての恋をして、天然でかわいい女の子に振り回されちゃう話。
「でも、素敵な子に出会えてよかった。優乃ちゃん、要と出会ってくれてありがとう」
「こちらこそです。要くんに出会えて幸せです」
「本当にいい子。要にはもったいないくらい」
「もったいないかもしんねぇけど、おれは優乃しか無理だから」
「それはもうわかったよ。要をここまで変えてしまう優乃ちゃんがいちばん恐ろしい子かもね」
呆れたようにため息をつかれた。
それを見て母さんは笑っている。
「あなたもかなちゃんと変わりませんよ。昔はすごかったじゃないですか」
「もう、その話はやめてくれ」
「うふふ。似た者親子ってことよ。本当に優乃ちゃんありがとう。これからもよろしくね」
「はい!」
優乃の最強にかわいい笑顔。
あーもう、おれ我慢の限界。
両親と話したことで疲れたし、癒しが欲しい。
「ほい、お前に誕生日プレゼント。もうパーティー抜けていいから、優乃ちゃんとゆっくり休んでおいで」