俺を信じろ〜財閥俺様御曹司とのニューヨークでの熱い夜
「滝本先生からの病状説明と滝本先生のプライベートについての話だ」

「私は滝本先生のプライベートは知らないわよ」

「まず、亜紀の病状なんだが、腫瘍が見つかった」

「えっ?腫瘍?悪性なの?」

「病理検査しないとわからないらしいんだけど、ただ難しい場所にあるから、術後に麻痺が残る可能性が大きいって」

「そうなんだ、でもリハビリで回復するんでしょ?」

「ああ、でも亜紀はそんな状態に自分がなって、俺に迷惑かけるからとまた姿を消すんじゃないだろうかと心配だ」

「そうね」

「実は真央は手術を拒否してて、本人の望みを優先した、真央がこの世を去ったのは俺の責任だ」

「自分を責めちゃ駄目よ、東條くんの責任じゃないわよ」

「とにかく、亜紀が目を覚まさないと話にならない」

「そうね」

「それで滝本先生はどんな先生だ」

三船は頭の中で考えながら言葉を発した。

「信用おける、腕もいい、素敵な先生よ、人気もあるしね」

「そうか、男としてお前はどう思う?」

「なんでそんな事聞くの?」
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