俺を信じろ〜財閥俺様御曹司とのニューヨークでの熱い夜
でも質問をやめる事は出来なかった。

「あの、社長さんは三ヶ月ほど前、ニューヨークに行かれましたか」

「はい、仕事で十日ほど滞在致しました」

やっぱり、理樹さんだ。

「もしかして、理樹とニューヨークでお会いになったのですか」

「えっ?いえ」

もう完璧にしどろもどろになってしまった。

「あのう、自分は現在秘書を探しています、もしよろしければ、僕の秘書になって頂けませんか」

「はい?」

「急で驚かれたと思います、実は社長の秘書応募に若い女の子が殺到しまして、僕は若い女の子は苦手で、あっ、すみません、決してあなたが若くないってわけじゃなくて」

「大丈夫です、本当に私、若くないので、もう三十九ですから」

「えっ?見えないですよ、僕と同世代かと思っていました」

「副社長さんはおいくつですか」

「僕は三十です」

そういえば理樹さんの年齢聞いていなかったな。

副社長さんと同じ位かな。

「社長さんはおいくつなんですか」

「僕と同じ三十歳です」

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