俺を信じろ〜財閥俺様御曹司とのニューヨークでの熱い夜
東條ホールディングスのビルまで?
受付に、副社長に渡してくださいって言って、さっさと帰って来れば大丈夫かな。
私は意を決して東條ホールディングスのビルに向かった。
理樹さんに会いませんように。
受付に行って「あの、副社長の忘れ物です、渡して頂けますでしょうか」と封筒を受付に渡した。
「お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか」
「渡して頂ければわかりますので」
その時「亜紀」と私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
理樹さんの声。
振り向くと理樹さんが私に向かって駆け寄ってきた。
しまった、見つかった。
でも、もう、遅い。
私は何を考えたのか、受付に封筒を置いて、走り出した。
「待って、亜紀」
理樹さんは受付の封筒を掴むと、あっという間に私においついた。
そして、私の腕を掴んで、理樹さんの方に向かせられた。
理樹さんは息を切らせて「亜紀、何でここにいるの、健の忘れ物を何で亜紀が届けてるの」と詰め寄った。
どう答えていいか戸惑っていると、私のスマホが鳴った。
受付に、副社長に渡してくださいって言って、さっさと帰って来れば大丈夫かな。
私は意を決して東條ホールディングスのビルに向かった。
理樹さんに会いませんように。
受付に行って「あの、副社長の忘れ物です、渡して頂けますでしょうか」と封筒を受付に渡した。
「お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか」
「渡して頂ければわかりますので」
その時「亜紀」と私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
理樹さんの声。
振り向くと理樹さんが私に向かって駆け寄ってきた。
しまった、見つかった。
でも、もう、遅い。
私は何を考えたのか、受付に封筒を置いて、走り出した。
「待って、亜紀」
理樹さんは受付の封筒を掴むと、あっという間に私においついた。
そして、私の腕を掴んで、理樹さんの方に向かせられた。
理樹さんは息を切らせて「亜紀、何でここにいるの、健の忘れ物を何で亜紀が届けてるの」と詰め寄った。
どう答えていいか戸惑っていると、私のスマホが鳴った。