俺を信じろ〜財閥俺様御曹司とのニューヨークでの熱い夜
「そうか、これからどうするんだ、親父さんに泣きつくのか」

「いいえ、自分でなんとかします」

「そうか、わかった、では約束通り契約破棄と言う事でと言いたいところだが、私もいくら娘が可愛いと言っても、理樹くんの会社と契約破棄すると、私が困るからな」

「それじゃあ……」

「契約はこのまま続ける、これからもよろしく頼むよ」

「ありがとうございます、こちらこそ、よろしくお願いします」

俺は胸を撫で下ろした。

その足で健のマンションへ向かった。

その途中、親父に事の事情を説明した。

「そうか、よかったじゃないか、でも亜紀さんには会わせろ」

「わかったよ」

スマホを切った。

親父と亜紀は知り合いなのか?

嫌な予感が脳裏を掠めた。

健のマンションに着くと、早速インターホンを鳴らした。

「理樹、何の用だ、こんな時間に」

「話があるんだ、開けてくれ」

健は俺を部屋に招き入れてくれた。

「なんだ、話って」

亜紀は俺にお茶を入れてくれた。
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