俺を信じろ〜財閥俺様御曹司とのニューヨークでの熱い夜
そこにルームサービスが運ばれて来た。

私の前に並べられたお料理に、お腹が鳴った。

「腹減ってるんだろ、無理すんな、食べようぜ」

私は料理を頂いた。

美味しい、ほっぺたが落ちそう。

そんな私に男性は声をかけた。

「な、亜紀の初めてを俺にくれないか」

「はい?」

「結婚するなら抱かせてくれるんだろ」

何、この人、何を言ってるの。

「男に振られて、傷心旅行なんだろ?いい出会いでもあればラッキーって思ってたんだろ?俺の妻になれ」

「そんないきなり、知らない男性の妻になんかなれません」

「このチャンスを逃したら、亜紀は一生独身だぞ」

「一生独身?」

「東條亜紀になれ」

そして、私は理樹さんに初めてを捧げてしまった。

忘れられない熱い一夜を過ごし、理樹さんの言葉を信じて朝を迎えた。

「亜紀、ニューヨークにはいつまでいるんだ」

「後二日です」

「それなら、後二日一緒にいよう」

「本当ですか」

私は満面の笑みを見せた。

俺は亜紀に一目惚れをした。

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