俺を信じろ〜財閥俺様御曹司とのニューヨークでの熱い夜
「僕のマンションに来る?」

「いえ、これからニューヨーク行くんです、あっ、あのそうじゃなくて……」

「そうなんだ、ニューヨークか」

「失礼します」

私はしまったと言う表情を露わにしてしまった。

行き先バレちゃったな。

私はもうチケットも取ったので予定通りニューヨークへ旅立った。

その頃、俺は必死に亜紀の行方を探していた。

そんな俺の様子にただ事ではないと、健は亜紀の情報をくれた。

「亜紀、どうかしたのか」

「行方をくらました」

「旅行行ったんだろ、僕、亜紀と会ったよ」

「それはいつのことだ、どこであったんだ」

「理樹の側にいるのは私じゃなかったって言ってた」

「どうしてだよ」

しばらく考えていた健は口を開いた。

「ニューヨークだよ、ニューヨークに行くって言ってた」

「ニューヨーク?」

俺は健に礼を言って、会社の事を頼み、ニューヨークへ飛んだ。

その頃、私はまだ日本にいた。

そんな私の前に現れたのが、刈谷秀だった。

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