恋が落ちた日

不意打ち。

彼がこちらを見た。慌てて視線を外す。
そのまま窓の外を見る、街は赤く染まっていた。気持ちを少し落ち着かせたくて少しの間、外を眺めた。



耳の近くで聞こえてた心臓の音が弱まり、イヤフォンから流れてくる音が聞こえるようになった。いつのまにか曲はかわりもう終わりかけだった。
思ってたより外を眺めてたらしい。もう降りたかもしれないと思い顔を前にむける。

また心拍数が上がる。
もう、降りていると思っていたのに。
なんでだろう。バイトとかしてるのかな。
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