ハーフな俺。後編(完結)


「あぁ、そうか。

良かったな。」

親父はそう一言だけ言う。


「それから、俺さ、あいつに会おうと思ってる。」

と続ける俺。

「あいつ? あいつって・・・」

まさかと言うように親父は言う。


「あぁ、そうだ。心配するなよ、別に会って責めるとか、どうこうする気はねぇし。

ただ、今親父にも言ったように、

今の俺はここでこうやって生きてるって知ってもらうだけだから。」


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