ハーフな俺。後編(完結)
部屋を見渡すと、机の上の封筒に目がいった。
(あぁ、これ出さなきゃっ。)
駅までの通り道にある、コンビニに寄って行こうと
思った私は、
封筒を掴み、ポシェットに入れて、それを肩から提げた。
部屋から出て、
「準備オッケェ~だょ。」
そう元気にマリアに言った私。
「リサ、ようやく張り切ってきたねっ!!
じゃっ、行こうか。」
時計がもうすぐ7時30分を指すのを見て、マリアが言う。