ハーフな俺。後編(完結)
玄関ホールまで行くと、そこには雅紀と晃クンとそれから、ゆきちゃんがすでに着ていた。
3人は思ったよりも気が合うみたいで、
私たちがついたときには、何か楽しそうに笑い声が聞こえていた。
「よ~、忘れ物ないかっ?」
そう私の方を見て、いう雅紀。
「ちゃんとチェックしてきたから大丈夫だょ。
ってゆうか、そっちこそ大丈夫?」
かなり小さめのバックパック一つしか雅紀の足元にないのを見て、聞き返した。