ハーフな俺。後編(完結)
学校の前を通り越して、コンビニが近づいてきた。
私は横を歩いていたマリアに、
「手紙出してくるからっ。」
そう言ってから、マリアが『うん』と答えるのを背にすこし駆け足でポストに向かった。
目を瞑り、いつものお祈りをしてから、
みんなのところに戻ると、
マリアも重い荷物を持ちながらも、手を合わせてくれてたのが見えて、
心の中に温かいものがこみ上げてきたのを感じて、
目頭が熱くなった。