ハーフな俺。後編(完結)
こいつの悩みに勝手に口出すべきではないと思ってた俺。
でも、この時は声に出して聞いていたんだ。
「えっ・・・ルイ知ってたん?」
(学校のことを言ってるんだな)
「あぁ、心配すんなっ、陸は知らないはずだし
俺は言うつもりもねぇから。」
心配そうな顔をしたゆきの考えが分かって俺は先にいった。
「そぅ、ありがと。 あいつにばれるとめんどくさい事になりそうだしねっ。
でもなぁ、学校の事は何でもないでぇ。
私無視してるから。
ただ、ちょっとウザイだけやしなっ。」
ゆきの性格からして、多分そんなとこかなって思った俺。
(じゃぁ、何なんだ。ゆきのこの表情の原因は・・・)