ハーフな俺。後編(完結)
その後俺はあいつについて調べられる限り、調べた。
奴は一度親の会社に戻って、専務という役職で働いていた。
現住所は、帰国して以来ずっと同じ場所のようで、
それは俺の寮からわずか電車で15分くらいのところだった。
それを調べ上げた時は、正直驚くとともに恐怖でもあった。
会社は一年もせずに辞めている。
理由は分からない。
これが俺があいつについて知っている全て。
いよいよだ。
過去との決別の日は近い。