ハーフな俺。後編(完結)

トントンッ

部屋をノックする音が聞こえた。

(ルイだっ!)

私は肩から緩めのバッグをかけて、ドアに向う。

「じゃっ、行って来るねっ」

そうマリアに声をかけて部屋を出る。


ドアを開けると、緊張した面持ちのルイが立っていた。


「ルイ、おはよう。」

少し目の下にクマが出来ているルイ。

(きっと眠れなかったんだろうな。)

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