ハーフな俺。後編(完結)
「・・・・・」
表札を見た俺は、絶句した。
そこには、
田辺と書かれた表札があり、ここに間違いはない。
ただ、その隣に上杉というもう1つの表札が並んであった。
まさか誰かと同居していたとは、考えても居なかった俺。
「だよなっ、再婚とかしてたかも・・・なんて
考えろって感じだしな。ハハ・・・」
かなり苦笑いの俺。
「ルイ、行こう。」
リサは少し怖気づいた俺の手を握り、門まで近づいて行く。