ハーフな俺。後編(完結)

俺は迷わず、自分の名を名乗る。

「ルイと言います。

ルイ・クラインです。アメリカから来ました。」


そう告げた。

俺はそれだけで、俺の母が出てくるだろうと思っていた。

返事が無かったが、しばらくして玄関の扉が開いた。


出てきたのは、俺の母ではなく背の低い眼鏡をかけた中年男性だった。




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