ハーフな俺。後編(完結)
~~ルイside~~
俺は、今まで誰にもいえなかったことを今ここで、俺の横で座っているリサに話し出す。
「俺が、4歳半くらいのとき、いつものように家で母親と俺は遊んでいた。
お昼を食べていたときだった、電話が鳴った。
その電話を取った母親の表情が一気に変わって、すごく恐かったのを覚えている。
電話を切ると、また誰かに電話をかけて、それから俺に急いで用意するように言ったんだ。
俺は陸のうちに連れてかれ、そこで陸の母と一緒にいるように言われた。
一緒に行くといった俺を、ものすごい剣幕で来るなといったあいつの顔を今でも覚えているよ。」
そこで、一息つく俺。