ハーフな俺。後編(完結)
「レナさんが、あっ陸んとこのお母さんが
何があったのかと、心配し俺の親父に連絡を入れたんだ。
何事かと慌てて親父が帰宅した。
あいつが家の前に呼んでいたタクシーに乗り込み、
○△ホテルに行くように運転手に告げたのをレナさんが聞いていて、
それを聞いた親父が俺を連れてそのホテルに向かったんだ。
ホテルについて、俺と親父が見た光景は、
知らない男に肩を抱かれて、エレベーターに乗り込んで行った母の姿だった。
親父は隣でじっと立ち尽くしていた。
その日以来俺はあいつに会っていなかったんだ。」
その日の光景が目の前にはっきりと浮かび、グッと唇を噛む俺。