ハーフな俺。後編(完結)
「リサ。私悔しいよ。」
「えっ?」
「リサ、リサが一生懸命頑張ってた事、1人で傷ついてた事も、誰も知らないなんて・・・
悔しいっ!」
とマリアが突然言い出す。
「マリア。ありがと。
でも、私は悔しくないよ。大丈夫。
マリアが居て、皆が居てくれて、私はすごく楽しかった。
幸せだったから。
マリア、皆にごめんなさい。って伝えててね。
じゃ、行くから。」
私はマリアと強くハグしてから、部屋を出た。
荷物は来た時と同じ、スーツケース1つに持ち込みようのバッグ1つ。
後は、郵送しておいた。