ハーフな俺。後編(完結)
パパは隣で腰掛けていた。
体を起す私に気づいて、パパが
「目が覚めたか?」
といった。
「わた・・し、どれくらい寝てたの?」
「2時間ほどかな?ハハハッ」
そう言って笑うパパ。
「えっ、2時間もっ!!
起してくれたら良かったのにぃ!」
と膨れる私に、
「久々にゆっくり眠っているお前を寝かせておきたかったんだよ。」
とパパ。
(そうだっ、久々に何も考えずに、
とてもぐっすり眠れた気がする。)
「ぅん。ありがと。」