ハーフな俺。後編(完結)

パパは隣で腰掛けていた。

体を起す私に気づいて、パパが

「目が覚めたか?」

といった。

「わた・・し、どれくらい寝てたの?」

「2時間ほどかな?ハハハッ」

そう言って笑うパパ。

「えっ、2時間もっ!!

起してくれたら良かったのにぃ!」

と膨れる私に、


「久々にゆっくり眠っているお前を寝かせておきたかったんだよ。」


とパパ。


(そうだっ、久々に何も考えずに、

とてもぐっすり眠れた気がする。)

「ぅん。ありがと。」

< 395 / 417 >

この作品をシェア

pagetop