ハーフな俺。後編(完結)
私は部屋に戻って、大好きなファッション雑誌を手にとった。
(いつもは、マリアと買い物に行ってたんだよねぇ。
そういえば、学校終わったんだ。向こうも。
皆に会いたいよぅ。)
なんて、ぼんやり考えていた。
(おばあちゃんは、どうしてるんだろ)
あれから、手紙に書いたとおり私はおばあちゃんに手紙を出していなかった。
(やっぱり迷惑だったんだろうか。)
そう思うと、心が痛んだ。
「はぁ・・・」
自然とため息が漏れる。