ハーフな俺。後編(完結)
私はその日、この手紙をあなたに書こうと決心しました。
本当に手遅れなんてないのだろうか、
そう思いながらこれを書いています。
もし許されるのであれば、私はあなたにもう一度会わせて欲しい。
そして、謝らせて欲しいのです。
息子にも申し訳ないことをしたと後悔してやみません。
どうか、これが手遅れでないことを祈るのみです。
あなたの祖母
三原 春子 」
手紙を読み終えて、涙が溢れる。
(ずっとルイがおばあちゃんに連絡を取っていてくれたなんて・・・
全然知らなかった・・・)