ハーフな俺。後編(完結)

私はその日、この手紙をあなたに書こうと決心しました。

本当に手遅れなんてないのだろうか、

そう思いながらこれを書いています。

もし許されるのであれば、私はあなたにもう一度会わせて欲しい。

そして、謝らせて欲しいのです。

息子にも申し訳ないことをしたと後悔してやみません。

どうか、これが手遅れでないことを祈るのみです。


あなたの祖母

三原 春子  」


手紙を読み終えて、涙が溢れる。

(ずっとルイがおばあちゃんに連絡を取っていてくれたなんて・・・

全然知らなかった・・・)

< 415 / 417 >

この作品をシェア

pagetop