愛のない結婚のはずが、御曹司は懐妊妻に独占欲を放つ【憧れの溺愛シリーズ】
「今は寿々那が少しでも食べられるもの、飲みたいものを口にしたらいい」
「はい……」
大人しく頷くと、背中に回された腕に急に抱き寄せられた。上半身を横からぴったりと包まれる。
「あ、あのっ……」
「なんにしても冷えたままなのはよくない。こうしていたら少しくらい温まるだろう?」
すぐ耳の側でバリトンボイスに囁かれ、反射的に「ひゃっ」と首をすくめる。
彼の膝の上で抱きしめられているこの状況に、一瞬で体温が上昇した。
「も、もう十分温まりましたからっ、」
だから下ろしてください、と続けようとした言葉は、彼の唇によって封じ込められた。
「んっ……ふ、ぁっ……」
唇を食むように啄まれ、思わず吐息を漏らした隙に、ぬるりと生温かい舌が侵入してきた。
肩がピクリと跳ねさせて一瞬身を硬くすると、彼の舌は奥には進まず、咥内の浅い場所を丁寧にゆるやかになぞるだけ。まるでなだめるよう。
優しく甘いディープキスに一瞬の緊張は解け、全身が甘い痺れに包まれた。
「はい……」
大人しく頷くと、背中に回された腕に急に抱き寄せられた。上半身を横からぴったりと包まれる。
「あ、あのっ……」
「なんにしても冷えたままなのはよくない。こうしていたら少しくらい温まるだろう?」
すぐ耳の側でバリトンボイスに囁かれ、反射的に「ひゃっ」と首をすくめる。
彼の膝の上で抱きしめられているこの状況に、一瞬で体温が上昇した。
「も、もう十分温まりましたからっ、」
だから下ろしてください、と続けようとした言葉は、彼の唇によって封じ込められた。
「んっ……ふ、ぁっ……」
唇を食むように啄まれ、思わず吐息を漏らした隙に、ぬるりと生温かい舌が侵入してきた。
肩がピクリと跳ねさせて一瞬身を硬くすると、彼の舌は奥には進まず、咥内の浅い場所を丁寧にゆるやかになぞるだけ。まるでなだめるよう。
優しく甘いディープキスに一瞬の緊張は解け、全身が甘い痺れに包まれた。