あなたには責任があります!
「ゆうべのこと覚えてますよね?」
「!」
指が不自然に伸びて、パンを皿からはじき飛ばしてしまった。
覚えてますとも。
「……はい」
思わず敬語になってしまった。
天史は「ですよね」と言いながら、パンを美花梨の皿に置き直してくれた。その長くキレイな指の動きを見守っていると、その指がゆうべなにをしたかを思い出して、顔に血がのぼる。
「じゃあ……」
言いながらジャム瓶のフタを回す天史の腕に、筋が浮かび上がる。ただそれだけで、美花梨はごくりと喉を鳴らした。
「これから美花梨って呼ぶね」
「へ?」
「!」
指が不自然に伸びて、パンを皿からはじき飛ばしてしまった。
覚えてますとも。
「……はい」
思わず敬語になってしまった。
天史は「ですよね」と言いながら、パンを美花梨の皿に置き直してくれた。その長くキレイな指の動きを見守っていると、その指がゆうべなにをしたかを思い出して、顔に血がのぼる。
「じゃあ……」
言いながらジャム瓶のフタを回す天史の腕に、筋が浮かび上がる。ただそれだけで、美花梨はごくりと喉を鳴らした。
「これから美花梨って呼ぶね」
「へ?」