双子の貞子ちゃん



仲良く話す2人を見なかったことにして、冷静になって無言で食べ進め、時間になるまで賑やかに話す彼らの会話を右から左に聞き流す








「じゃあ！伊織さんまた後で！！」


無事に終わり教室に戻ってくると、ホッとしたような寂しいような




周りからの視線を感じつつ、次の準備をしようと机に手を入れるとガサッと何かに触れた









『放課後 体育館裏』






たったこれだけで何となくわかる


前まではこんなことはなかった

でも最近、私が紅蓮の律とお昼に紅蓮たちのとこで一緒に過ごしてると周りに知られてからはすごい



学校に来ると常に良くない視線を感じるし、コソコソと話し声も聞こえる






まあでも、私は別に友達なんて最初からいないし、どう思われようが気にしない





< 100 / 241 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop