双子の貞子ちゃん
「いやー!楽しかった!樹はお昼何食べたんだ?」
「それよりさ、いつもどこ行ってんの?隣のクラスの……女子、連れて」
ハイテンションで俺の前の席に戻ってきた律に問う
「あー…まあ、樹ならいっか!紅蓮の姫の華織さんは知ってるだろ?その双子の妹の伊織さんと仲良くなるために一緒に総長たちとご飯食べてんの!」
嬉しそうに話す内容が想像してた感じの内容だったので、少し安心した
「あ、あとなここだけの話、伊織さんってめっちゃ美人なんだぜ!!」
知ってるし!
なんて言えないのがもどかしい
あの人が綺麗で美しくて優しい人なのは会った時から知ってる
あんな小汚いやつを拾ってくれた
俺にとっては女神のような存在