双子の貞子ちゃん




制服からは見えない位置にアザができ始め、最初はこのくらい耐えられると思っていた
けど、さすがにしんどいと思い始めた頃




その日もいつもどおり、紙切れで呼び出されて体育館裏に向かった



でも、近づくにつれて何かが違うと直感で感じた


聞こえてくる声がいつもより多い
体育館裏に漂う空気がいつもより殺伐としてる



足音を出さないように近づいて行こうとした時



「おせーな。いつ来んだ……って、いるじゃん。こいつだろ?」



バレた

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