双子の貞子ちゃん



窓を開け、叫ぶ律に気づいた男は、こちらを向き俺らをスッと見渡す




「おい!樹!!何があったんだよ!」




律に返事することなく、裏門に止まってる車に女、伊織を乗せて去って行った








「何か、ぐったりしてなかったか?あいつ」



「律の友達もなんか焦ってたしね」



「伊織、寝ちゃったんじゃない?伊織はどこでも寝れちゃうから!」


「ここでも寝てたしなー!」


納得し始める櫂たちとは別に、顔を曇らせ律は携帯を持って教室から出て行った




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