双子の貞子ちゃん



『うわぁーーーん!!』




その声に反応してベンチの方を見れば、真っ黒い服を着た男2人に華織が連れて行かれた





『華織さま!!』




一斉に追いかけて行く使用人たち
何が起こっていたのか当時の私には理解できなかった




残った使用人に急いで屋敷に連れ帰され、リビングにいたお母様に伝えられる



『華織が!?華織、!華織!!』



泣き崩れるお母様
電話で海外にいるお父様に報告する使用人


私はソファに座り、
"華織がいなくなった"


ただそれだけは理解できた



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