双子の貞子ちゃん






「んっ……」



真っ白な空間
規則正しい音が聞こえる


ここは…、病院?




体を動かそうにも、固まっているのかなかなか動きそうにない


あの頃の夢を見るなんて…
なんとか体を起こそうとしていると、




「おはようございまーす!きぃさん!今日は…っ!!きぃさん!!」



「しー」


目が合えば、今にも涙が溢れそうな顔をしているしー



「きぃさん!っ、きぃさん!!無事で良かった…!!俺、きぃさんがいないと、ダメなんですよっ!」



ギュッと抱きついてくる しーが可愛くて、それに、私のことをそんなに思ってくれてるのが嬉しい


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