双子の貞子ちゃん



久々の学校

前と何ら変わりない
しばらく来てなかったからか、


『学校辞めたと思ってたのに〜』 とか、

『貞子まだいたの〜?』なんて言われた




そんな言葉に一々反応しない

私は私の目を向けるべき事がある



『気を強く持つんだよ』



"強く"






『うわぁーーーん!!』


『あなたのせいなのね!?…っあなたのせいで華織は!!どれだけ華織を苦しめれば気がすむの!?』



華織…お母様…

あの時の2人の顔は忘れられない

傷ついたのは私じゃなく華織とお母様



何もできなかったあの頃とは違う

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